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2022/03/10

最近見た映画について

  • 日常

こんにちは。中山POPセンター制作室です。

今日は、私が最近観て心に残った映画を紹介したいと思います。

『コーダ あいのうた』(2021・米)

聴覚障がいを持つ家族の中で、唯一の健聴者として生まれた少女ルビー。

恵まれた歌の才能を持ち、音大への進学を夢見るも

耳が聴こえない家族には理解を示してもらえず…という導入から物語は始まります。

障がい者を描いた映画は過去にも多くありましたが、

今作は出演者の多くに実際の聴覚障がい者を起用しているということもあり、

その演技は真に迫るものがありました。


出典:ファッションプレス

以前の記事でも紹介しましたが、

私たちの業界でも「ユニバーサルデザイン(UD)」という概念が数年前から浸透しています。

障がいの有無に関わらず、誰でも利用できるデザイン。

言うは易しで、これはプロのデザイナーでも簡単に実践できるものではありません。

特に健常者だけでは、どうしても抜け落ちてしまう視点があるのも事実です。

 

『コーダ あいのうた』ではルビーの家族の視点(聴点?)で描かれたシーンが多くあります。

音がない世界。想像は容易にできますが、実際に擬似体験するとそれがどれだけ不自由な環境か、

そして自分の身体がいかに恵まれているかがわかり、身につまされる思いでした。

 

紙媒体のデザインにおいても、書体や色選びなど、UDに配慮できるポイントはいくつもあります。

日頃から意識するよう心がけているものの、つい疎かになっていた私の襟を正してくれる映画でした。

特に、他の音楽映画との一線を画す発表会の歌唱シーン。映画館という環境も相まって、その迫力には思わず息をのみました。

強いメッセージ性と優れた演出が結びついた、素晴らしい作品です。

 

『コーダ あいのうた』は第94回アカデミー賞作品賞を含む3部門にノミネートされ、

現在(2022年3月10日時点)も絶賛公開中です。

よければ皆さんも、ぜひ劇場に足をお運びください。

 

 

 

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